サンゴを守る

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BSAC International Executive Director Deric Ellerby and Pan-Pacific President Norimasa Hashitani世界規模の保全宣言、京都で採択

2010年6月19日、日本、韓国、中国、英国、タイから100名を超える代表者が参加するなか、サンゴ保全を目的とした『京都国際宣言2010』が採択された。その席上、世界中で10億を超す人々がサンゴ礁から食糧と収入を得ており、陸地の環境を守るために働いていることが報告されると同時に、そうした人々の暮らしが深刻な脅威にさらされている実情が報告された。

この宣言の目指すところのひとつは、生態系にとって重要なサンゴ礁の保全を推進することであり、もうひとつは政府が掲げたCO2レベル削減と海水温度上昇の抑制に関する目標が達成できるように支援することである。

この会議上、沖縄で漁業を営む砂川富増氏は宮古島の現状を伝えるとともに、各国政府、団体、個人に向けて、脆弱なサンゴ礁に救いの手を伸ばして欲しいとアピールし、その熱いメッセージは出席者から暖かい拍手で迎えられた。

今回の国際会議を主催したのは、英国に本部を置くダイビングクラブBSAC(British Sub-Aquia Club)。世界86カ国にわたる4万人の会員向けに、国際的に認定されたトレーニングと開発プログラムを提供している権威あるスポーツ団体である(名誉会長はチャールズ皇太子)。同会議ではサンゴを保全すると同時にオニヒトデを駆除し、砂浜のクリーン化を進めることにより、環境保護の目標を達成するという活動方針が合意された。

会議開始時は悲観的なムードが漂っていたが、各代表によりサンゴ礁を保全し成長を促進するべく日々努力を重ねていること、徐々にその成果が見えていることが発表されるにつれて明るくなっていった。

大阪に本部を置くBSACパンパシフィック総裁の橋谷典昌氏はこう語る。「BSACのミッションはスキューバダイビングを普及させることだけではないのです。海洋環境を保護し、海の限りない恵みを次の世代へと引き継がれるように守っていくことが私たちのミッションの重要な一部です。私たちはこれまでの豊富な経験と、BSACやアジア諸国内のネットワークを活用し、日本と環太平洋のサンゴ礁を保護する活動と、啓蒙活動を推進していきます。美しい海洋環境を保護することで地元の観光業や漁業が活性化され、地域の発展にも貢献できるものと信じております」。

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