星の王子さまのいる場所

by Jun Igarashi
Perfect Place for a Little Princeフランスの作家が残した、有名な物語の世界が高速パーキングエリアに出現

都心から車で90分。そこであなたはフランスに迷い込んだかのような感覚を覚える。今年6月に埼玉県に位置する関越自動車道上り線、寄居パーキングエリアが全面リニューアルされ、寄居・星の王子さまPAが誕生した。フランス児童文学、星の王子さまをテーマにした世界で初めてのテーマパーキングエリアだ。これまでに同作品は全世界で8000万部を売り上げ、180カ国語に翻訳されている。さらに作品は舞台、映画、オペラへと脚色され、最も読まれた物語と言えるだろう。

施設内には、レストラン、フードストール、カフェ、ショップ、ガーデン、化粧室を完備し、そのデザインは標識やゴミ箱に至るまで、作品の著者、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリのゆかりの地、南フランスのプロヴァンスを再現している。このなんともチャーミングなスポットは、東京住まいの方たちにとっては軽井沢や新潟へ行く際に立ち寄るのが便利だが、この場所のためだけに足を伸ばす価値は十分あるだろう。敷地内に入ると、星の王子さまの銅像がエントランスでゲストを歓迎する。フレンチカフェでコーヒーと焼きたてパンで一息。レストラン、ル・プチ・フランスでは、フランス料理学校ル・コルドン・ブルーで教鞭を取っていたシェフによる南フランスの郷土料理を、日替わりの1,280円の食べ放題ブッフェ、またはレギュラーメニューから味わうことができる。ショップでは星の王子さまの書籍やグッズを販売。花と星の王子さまに登場する像やモチーフで飾られたガーデンには、さりげなく喫煙所も設置されている。

神奈川県・箱根には星の王子さまのミュージアムがある。その名も星の王子さまミュージアムは、著者、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ生誕100年を祝う記念事業の一環として1999年に創立された。フランスの村をイメージした館内には、展示室、シアター、チャペル、レストラン、カフェ、ショップがあり、有名ガーデンデザイナー、吉谷桂子氏によるデザイン庭園は、季節の花々が一年を通してゲストを楽しませている。展示室にはサン=テグジュペリの作品、写真、手紙や愛用品を公開し、自身の生涯を交え星の王子さまを紹介している。

本国フランスのファンという方には、丸紅株式会社が発表した、福岡、熊本、宮崎、九州、仙台、札幌などの地方空港からパリ・シャルル・ド・ゴール空港へ、直行チャーター便で星の王子さまの世界へ旅立つのも新たな手段だ。

Aire du Petit Prince a Yorii
048-598-4217
www.e-nexco.co.jp

Musse du Petit Prince de saint
0460-86-3700
www.tbs.co.jp/l-prince