クールビズに新風を送る

by Simon Farrell
James Dyson with AM02 (left) and AM03 (right)エアコンより安くて健康的、しかもエコな“扇風機”

当社カスタムメディアのトップ、ロバート・ヘルトが散らかった机の上にダイソンのエアマルチプライアーを置くのを見て、私たちが本来あるべきパーツはどこに行ったのだろうと言っていたら「羽根はもとからないのだよ!」とロバートが説明する。スタッフ一同、シンプルでミニマルな扇風機をかこんで、土台部分のボタンを押したり、サテンブルーの製品にうっとりすることしきり。スタートボタンを押すとAM01は、私の顔に向けて、なめらかな風を送ってきた。風量つまみをゆっくり回すと、微風から、業務用ファンにほぼ匹敵しそうな強い風まで、自在に変化していく。

エアマルチプライアーの“円形部”のなかに手を通すというのは、奇妙な感覚だ。これが普通の扇風機だったら、羽根によって指もろとも私のライターとしてのキャリアは文字通り血まみれになっているところだ。しっかりした土台に乗った本体は、力を入れなくてもエレガントな動きで上下に角度調整ができ、首振りは、スイッチに触れるだけで左右に首を振る。

AM01からは通常の 扇風機と同じくかすかな操作音がする。近い将来、もしもダイソンが音のしない製品を開発したら、ビッグニュースになるだろうが。それでもこの扇風機がそばにあるだけですっかり“ファン”な気分になる。

安全(回転する羽根がない)、魅力的な外観(目を引くデザインは格好の話題)、実用的(窓からの光を遮らないし、羽根がないので掃除が簡単)、全て巧妙に計算された製品であるということで私たちの意見は一致した。

どうして風が出るのか

原理を簡単に言うなら、このファンは製品本体に内蔵されたブラシレスモーターにより下側の吸気口から空気を取り込む。ターボチャージャーと飛行機のエンジンと同じ原理を利用して、空気は上方のループ形状をした空気増幅器内部を流れ、圧縮された状態でループのエッジに開いたすき間を通過する。これにより風の流れが加速されて周囲の空気を引き込み、増幅されたスムーズな風が送られるのである。 AM01


健康、コスト、効率、環境面の配慮からエアコンの使用を減らす家庭とオフィスが増えるなか、ダイソンはオフィスでもリビングルームでも使える床置きタイプの新型2機種、AM02タワーファンとAM03フロアーファンを発売するとした。どちらもAM01テーブルファンと比べるとより大きな風量で、マグネット式リモコンを本体上部に留めておくことができる。

エアマルチプライアーを考案したジェームズ・ダイソン氏はこう語る。「エアコンは効率が悪い上に、換気、つまり空気の循環がほとんどできません。新型2機種は、より広い部屋でもムラのないスムーズな風を循環させることができます。AM01テーブルファンと比べ、生み出される風量が大きくなっています」。

カラー
AM01: (25cm) ホワイト/シルバーとアイアン/サテンブルー、 (30cm)
ホワイト/シルバー。 AM02: アイアン/サテンブルーとホワイト/シルバー。AM03: ホワイト/シルバー。

お手入れ
羽根がないので布でさっと一拭きするだけ。

重量
AM01: (25cm) 1.72kg, (30cm) 1.78kg
AM02: 3.36kg and AM03: 4.30kg

高さ
AM01: (25cm) 49.7cm, (30cm) 54.7cm
AM02: 1m。 AM03: 1.2から1.4mまで調整可能。


従来の扇風機と同レベル

保証
2年間のメーカー保障