洋上の最高級ホテル

by Jun Igarashi
By Jun Igarashi
Photos Courtesy Silverseaラグジュアリーなフライ・アンド・クルーズがもたらす至福のゆとり

誰もが一度は想いを馳せる 究極のレジャー、クルー ジング。だが船の旅とい えば「費用と時間のかか る贅沢品」と実際にはな かなか手を出せない人も多いのではないのだろ うか。しかし最近、全てを兼ね備えた船と飛行 機を利用する旅が船旅の経験者、そして初心 者からも人気を博している。移動、宿泊、食事、 エンターテイメント、リラクゼーション、そして 上質のホスピタリティ。ゲストが必要とするそ れら全てをオールインクルーシブの料金で提供 するツアーが、ニッチ市場においてメジャーと なりつつある。

周遊したいエリアを絞り、客船の出港地まで飛行 機を利用することで、時間と費用の節約が可能とな り、より気軽なクルーズの旅が実現した、と業界の 専門家は言う。オールインクルーシブの料金システ ムが採られていることで、利用客は予算や予想外 の出費を最小限に抑えることができる。

そんなラグジュアリー・クルーズツアーを提案す るクルーズブランド、それが<シルバーシー・クルー ズ>だ。シルバーシーが誇る、6隻の客船で、世界 6大陸80ヶ国、400以上のデスティネーションの魅 力溢れるクルージングコースを網羅する。船型を比 較的小規模に抑え、乗客一人一人に行き届いたサー ビスを提供する。小規模といっても船内には広々と したオールスイートの客室、レストラン&バー、海 を見渡すスパやフィットネス、またカジノやショーラ ウンジまであり、まるで洋上に浮かぶリゾートホテル の様相。

Photos Courtesy Silversea 「シルバーシー・クルーズは『ノー』と言わないサー ビスをモットーにしています」そう語るのは、インター ナショナル・クルーズ・マーケティング取締役社長 の今川聡子さん。シルバーシー・クルーズの日本に おける販売代理を行っている。乗客1.3名に対して 1名のスタッフが付き、食事のメニューから、旅行 中の荷物の整理整頓、プライベートパーティーのア レンジ、さらにはゲストルームに用意されるミネラル ウォーターの種類やハンガーの数にいたるまで事細 かに対応する。

食事は24時間、好きな時間に好きな場所で楽しむ事ができる、オープンシーティングを採用。メイ ンダイニングでは料理界の世界的な権威『ルレ・エ・ シャトー』のシェフが提案する特別メニューを堪能で きる。希望すれば客室内でのフルコースダイニング も可能だ。昨年12月に登場した最新の客船が、アジアンレ ストランやサパークラブを備え、広々としたスパと プールが特徴の『シルバー・スピリット』。この新型 船も運行する地中海巡回コースは今夏一番のお薦 めだという。

Photos Courtesy Silversea「夏の地中海は見所がいっぱいです。海が穏やか で揺れの心配もありません。土曜日に出て翌土曜日 に戻るクルーズがほとんどで、1週間の休暇しかな い方々にも楽しんでいただけます」 $4,000(¥370,000)からの船旅は、ロンド ンのタワーブリッジを出港してフランス、スペイン、 ポルトガル、そしてギリシャやトルコへ航海するツ アーがあり、各地でのオプショナルツアーも船上の ツアーデスクから申し込み可能だ。

「世界最高峰といわれている船なので決して安く はありませんが、必要なものが全て含まれての値 段です。とても価値の高いものではないでしょうか。 船上での支払いはスパやカジノ、ブティックでの買 い物など特定のサービスを利用した時のみ。世界 中から幅広い層のお客様に利用していただいてい ますよ」Photos Courtesy Silversea

2010年、シルバーシー・クルーズはカナダ・ バンクーバーから太平洋を横断して東京へ向かう、 17日間の旅を予定している。途中トレーシーアー ムやソーヤ氷河を渡り、アラスカ州コディアック島 にも寄港するなど、大自然を堪能できるツアーだ。 また東京−上海12日間のコースはすでに定員に達 し予約を締め切ったとのこと。2011年のゴール デンウィークに合わせて、この東京−上海のコース が再び予定されており、すでに予約受付も始まっ ている。