クリエイティビティーが地域社会を助ける

by Alana Bonzi
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恵まれない人たちに手を差し伸べる若いアーティストたち

ロバート・トービンさんと大橋人士さん は麻布十番にあるAsian Collection アートギャラリーの共同オーナー兼マ ネージャー。二人はこれまでに、恵 まれない人たちのためのNGOである セカンドハーベストジャパンをサポートするイベントを2回 開催している。また、素晴らしい食事が呼びものの『アー トイブニング』をシリーズ主催する予定である。去る9 月15日、第2回アートイブニングが西麻布のレストラン、 Mario i Sentieriにて、シェフのマリオ・フリットリさんの 協力を得て開かれた。アートを愛する気持ちと素晴らし い食事が、助けを必要としている人たちの役に立つと 知らされるや、45席のチケットはたちまち完売したという。

セカンドハーベストは上野公園で食べ物を配るなどの 奉仕活動をしている。過去数カ月、このNGOの活動を 求めた人の数は15パーセントも増えた。アートイブニング はセカンドハーベストの活動を広く知ってもらい、この苦 しい時期に継続して資金を供給するために開かれてい る。トービンさんと大橋さんはともに“等しく共有すること” をモットーに育てられたという。アートとアーティストは人 生を豊かにすると信じる二人はこう語る。「地域社会に、 とりわけ恵まれない人たちの窮状を救済する手助けをす るのも地元アーティストの仕事です。そのことを示す責 任が私たちにあるのです」。

来年3月には次のアートイブニングが開かれる予定だ。 「 共有」する発想と、アートを結びつけ、地域社会に 貢献しようという考えは、子供地球資金(Kids Earth Fund-KEF)の根幹をなす考え方だ。KEFジャパンは、 鳥居晴美さんが、息子にこれまでにない教育、つまり才 能とスキルを共有しあうことを大切にする教育を施したい との願いから、1988年に創設された。鳥居さんが息子 のために幼稚園を始めると、共有するという発想は幼 稚園を超えて、世界中の子供たちに自然に広がっていっ た。戦争や災害などで心に傷を負った世界中の子ども たちに笑顔を取り戻すため、鳥居さんは絵を利用してい る。純粋な子どもたちだけが創り出すことのできる、素 晴らしい絵を世界中から集め、その絵が支援を必要と する子どもたちを救う基金となる。まさに“Kids Helping Kids(子どもたちが子どもたちを救う)”活動なのである。

wifm_autumn09_low-72今年9月、KEFは「Making a House a Home」をテー マに、ファンドレイジングパーティーをグランドハイアット東 京で催した。350名を超えるゲスト、33のスポンサー、多数の熱心なボランティアの力を得て、このパーティで は1,409,516円もの寄付が集まった。このお金はベトナム にある4号キッズアースホームのキッチンとトイレの修理、 屋根のペンキ塗り、ベッドルームの増築、図書館の蔵 書購入に使われることになる。

鳥居さんはこう語る。「今年は子供地球資金の21周 年にあたります。これを機会に世界中の子供たちのため になることをするという創設当時の意図をもう一度心に 刻んで活動していきたいと思います」。

アートはいろいろな方面に影響を及ぼす。アートをこ んなふうに共有すると、地域社会をケアする一助になる のである。

Asian Collection: www.theasiancollection.com
Kids helping kids: www.kidsearthfund.jp