都会の真ん中にあるコミュニティ

by Shogo Hagiwara

moriliving-lead都会の真ん中にあるコミュニティ
すべてが一つ屋根の下にあるという贅沢。

洋の東西を問わず東京のガイドブックで六本木についてのセクションを持たない本はまずないだろう。

それほど「Roppongi」の名は広く知られていて、その理由はご想像のとおり夜な夜な光りを放つバー、クラブ、ライブハウスの存在だ(いくらか怪しげな所から、超がつくほど高級な所まで千差万別ではあるけれど)。

東京を訪れるツーリストはまず間違いなく六本木を旅行の予定に組み込むだろうし、実際、そのネオン輝く通りは刺激的なナイトライフを求めて集う人々で溢れ返っている。

「眠らぬ街」——そう形容される理由も瞬く間に合点のいくことだろう。

「眠らぬ街」。そのイメージこそ多くの人々が持つ典型的な六本木のイメージだ。しかし、この街には別の顔があることをご存知だろうか。それはまさに一つの完成されたコミュニティとしての顔。いわば東京という大都会の中に形成される、独立独歩の自己完結した共同体としての顔なのだ。そう聞いて首を傾げるむきもあるかもしれない。しかし、その六本木の知られざる顔も、旅行者という一過性の視点を離れ、別の視点から眺めることで見えてくる。その異なる視点とは、六本木ヒルズレジデンスの住人としての視点。今回、WIFMマガジンは、六本木ヒルズレジデンスに体験滞在する幸運を得て、その知られざる六本木の機能を十二分に体験してきた。


六本木ヒルズレジデンスとは美術館や映画館、レストラン&ショップが軒を連ねる六本木ヒルズの敷地内に建つ4つのレジデンス棟のことを指し、それぞれレジデンスA、B、C、Dと名付けられている(レジデンスDが家具付きで短期間滞在も可能なサービスアパートメント)。最近では、日本でも高級賃貸マンションやサービスアパートメントというコンセプトが一般に浸透してきた感もあるが、実際には単に高級ホテルの延長線上に過ぎないものが多い。それに対し一線を画すのが六本木ヒルズレジデンス。東京という大都会のど真ん中にありながら、複合都市、文化都心の醸成を掲げ、コミュニティという居住者同士の横の結びつきに重点をおいているレジデンスなのだ。


farmersmarket 週末の朝市
その好例とも言えるのが朝市。毎週土曜日、六本木ヒルズを東西に抜けるけやき坂通りに並ぶ高級ブランドショップの間に空いたオープンスペースで開かれている。この朝市では、茨城の農家が新鮮な農作物を午前7時から販売(夜の街、六本木の基準からすれば早すぎる時間かもしれないが……)。
ここで販売されている野菜たちは、近くの高級スーパーで売られている品物にくらべて、多少カタチがイビツなものもあるかもしれない。しかしその新鮮さにおいて右に出るものはない。と言うのもその野菜の多くは当日の朝、農家の人たちが東京へと出発する直前に収穫されたものなのだから。

朝早いとはいえ、朝市は熱気と活気に溢れていて農家の人々と買い物客がまるで旧知の友人のように語らっている様子がそこここに見受けられる。商売というよりは、ご近所の集まる交流の場といった感じである。実際、農家の人々はみなボランティアでこの朝市に出店していて、マーケットがその日の終わりを迎える午前9時が近くなってくると、持って帰るよりは良いということで、大幅な値引きのサービスをしたりしている。


六本木よりは、どちらかといえばどこか地方の町になじみそうな光景だが、利益うんぬんではなく、買い物客であれ、野菜を売る農家であれ、土曜日のこの時間を特別なものとして過ごしているのがよく分かる。中には六本木ヒルズレジデンスの居住者でありながら、農家の人と一緒に他の買い物客の袋詰めを手伝っている人もいた。


kimonolessons異文化交流レクチャー、ワークショップ、ファッションショー
朝市は六本木ヒルズ内で開催されているものの、誰もが参加、購入することができる。ではMORI LIVINGの居住者にエクスクルーシブなサービスにはどのようなものがあるのだろうか?その一例は、HILLS SPAでの朝食(サービスアパートメントの居住者は、賃料に朝食代も含まれている)や、隣接するTOHOシネマズ六本木ヒルズでの特別先行上映会など。
さらには、異文化交流を目的としたイベントやワークショップもある。盆栽、和太鼓、寿司や日本文学に関するレクチャーのほか、築地市場のツアーなども実施している。

季節にあわせたテーマ別のイベントもあり、去る6月には著名な花火師をゲストに日本の花火に関するレクチャーも開催された。各レジデンスのフロントデスクで希望するレクチャーやワークショップの申し込みをすることができるが、どのイベントも人気が高く、すぐに定員に達してしまうことも少なくないという。


また、よりグラマラスなイベントをお好みの人は、六本木ヒルズや表参道ヒルズ内に店舗を持つ高級ブランド主催の招待客限定レセプションやファッションショーに出席することもできる。また、ショッピング好きにはたまらない、これまた招待客限定のシークレットセールで買い物三昧といった特典も用意されているのだ。


hills-spa年中無休のバイリンガルクリニック&4つのHILLS SPA
Iまだ東京に引っ越して間もない居住者である場合、まず最初に確認しておきたいことの一つは急病など緊急の際、どこに連絡しどう対処すれば良いかということだろう。しかし六本木ヒルズレジデンスであれば、それについても心配することはない。
敷地内に健康相談室を備えており、平日の日中であれば医師が常駐しているほか、看護婦は昼夜の別なく常時待機している。このクリニックはバイリンガルのメディカルサービスを備えるため外国人も安心で、軽い症状であればその場で対応してくれる。

重症または専門医の診察が必要な場合でも、特別に提携する慈恵医大病院での治療を受けることができるのでこれまた安心。特に赤ちゃんや小さい子どもがいる家庭にとっては、医療の専門スタッフが常駐している環境は願ってもないだろう(バイリンガルのフロントサービスも緊急時のサポートをしてくれる)。もし症状が重くクリニックまで移動できない場合には部屋まで来て診てくれるという。なんとも心強い限りではないか。


朝市、国際色あふれるイベントの数々に24時間常駐のクリニック。ここまで読んで、この記事が賃貸住宅についての記事であることを忘れてしまった方もいるのではないだろうか。実際、これらの施設やサービスが賃貸住宅の文脈で語られることはあまりなかった。しかし、その点こそMORI LIVINGが圧倒的にユニークである所以なのだ。


SKY LOUNGE on RHR B can be reserved for private parties by the serviced apartment residents of RHR D

六本木ヒルズレジデンスBの屋上にあるスカイラウンジ。レジデンスDの居住者もプライベート・パーティー用に予約、利用することができる。


もちろん六本木ヒルズレジデンスもジム、スイミングプールのほか、様々なコンシェルジュサービスなど必須事項は完備している(ちなみに六本木ヒルズレジデンスの居住者は愛宕グリーンヒルズ、元麻布ヒルズ、アークヒルズのスパとスイミングプールも利用可能)。問題はそのベーシックなサービスの範囲を超えての話なのであり、その点こそが六本木ヒルズをはじめ愛宕グリーンヒルズ、アークヒルズなど多くの高級レジデンスを運営する森ビルが提唱するコンセプトなのだ。つまりMORI LIVINGとは、都市型ライフスタイルの新たな提案であり、仕事場、ショップ、エンターテイメント施設、公園、医療施設などのすべてが近距離に存在する理想的なコミュニティなのである(あるレジデンスの屋上にはルーフガーデンもあり、夏にはゲストを呼んでBBQパーティを開くこともできる)。国際色あふれる環境で、アートや最先端のトレンド、カルチャーの刺激を常に享受しながら生活するMORI LIVINGとはまさしく「無限の可能性を秘めた暮らし」をすることにほかならない。


Humanistと名付けられたタイプのインテリア。他にもSpiritualist、Hedonistの2タイプがある。

Humanistと名付けられたタイプのインテリア。他にもSpiritualist、Hedonistの2タイプがある。


今回の体験滞在で知り得たこととは、六本木ヒルズがそのコンセプトにおいてモダン建築の巨匠、ル・コルビュジエがフランスのマルセイユに建設したユニテ・ダビダシオンと多くの共通点を持つことである。ユニテ・ダビダシオンはル・コルビュジエが世に示した共同生活の具現であり、店舗、郵便局、ジム、スイミングプールのほか遊技場や保育園などを一つ屋根の下におさめている。


そういった意味でMORI LIVINGの哲学というものが、ル・コルビュジエが見据えた視線の先にあると言うこともでき、違いといえばMORI LIVINGの方が映画館、美術館を楽しめるなどより現代的であるという点だろう。つまりMORI LIVINGとは21世紀版ユニテ・ダビダシオンなのである、、、と言っては言い過ぎだろうか?


実際、その点については議論の余地のあるところだろうが、六本木ヒルズレジデンスに住んで3年になるというアメリカ人女性が次のように語っていたのが印象的だった。 「私は、東京が世界で一番の街だと言う気は決してないけど、このレジデンスは世界で一番のレジデンスよ」まさに彼女の言葉こそがMORI LIVINGとは何かを的確に物語っているのではないだろうか。❖


お問い合わせ: 電話番号: 0120-52-1806 また e-mail: sa@mori.co.jp

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